関西万博で使われていたメイン決済端末「stera terminal」

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関西万博で使われていた決済端末

先日、関西万博に行ってきました。

2025年の関西万博では、現金が一切使えない「完全キャッシュレス化」となっており、万博では史上初の試みとのことです。

実際にどんな端末が使われているのかチェックしてきましたので、客側として使ってみて気づいたメリット・不便さなどを合わせてレポートします。

関西万博2025の入り口写真
目次

なぜ全面キャッシュレス?

そもそも関西万博が全面キャッシュレス化にした背景は、以下のような点が考えられます。

  • スムーズな会計による混雑緩和
  • 感染症対策(店員と非接触)
  • 防犯・現金管理の簡略化
  • 訪日客にも使いやすい(現金用意不要)
  • 「未来社会の実験場」という万博のテーマに合致

とくに、このような毎日10万人を超えるような大イベントではキャッシュレス決済の恩恵を受けやすいです。

会場内はすごい人数でしたがレジでの混雑は見かけませんでした

関西万博で使われていた決済端末はほぼ「stera terminal」

関西万博ではほとんどが、「stera terminal(ステラターミナル)」が使われていました。

W画面の据え置き型「stera terminal」

会場で目立ったのは黒くて大きな画面が2つ付いた据え置き型の決済端末「stera terminal」です。

パビリオン内の売店や飲食店のほとんどで使われていました。

関西万博2025 stera terminalの写真
パビリオン内のstera terminal
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キッチンカーは「stera mobile」

ただし、キッチンカーでは「stera mobile」と思われる白い決済端末を使っていました。
(写真は撮れませんでした…)

出典:stera mobile

キッチンカーのような場所が固定しない決済は、据え置き型よりもこのように持ち運びのできるオールインワン決済端末が便利です。

実際、会計係がキッチンカーの外で先にオーダーを聞きながら会計するなど、スムーズな対応をしていたのが印象的でした。

以下の記事では、オールインワン決済端末についてご紹介していますのでよろしければお読みください。

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stera terminalを客側として使ってみて感じたこと

ここからは、stera terminalを実際に客側として体験してみて感じたことをレポートしていきます。

タッチ決済が快適

タッチ決済は、従業員が操作してから5秒ほどで画面と声で自動で案内がされ、迷うことなくスムーズに決済できました。

カードタッチでは2-3秒ほどで読み込みが終わりました。

出典:stera terminal のハードウェア構成

ちなみに、僕が使っているAirペイカードリーダーは起動に10秒はかかっています。

また、毎回お客さまに「タッチしてください」や「カードの挿入をお願いします」など言う必要があるので、stera terminalは便利だなと感じました。

カードの読み取り速度については、大きな違いは感じませんでした。

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レシート出力も高速で快適

決済から約5秒でレシートと店舗控えが自動印刷されていました。

スムーズでストレスはほとんどありません。

QRコード決済はやや手間取る場面も

ただし、QRコード決済では少し手間取ることもありました。

QRコード表示したスマホを裏返して、stera terminalの上にかざす必要があるのですが、カメラに位置を合わせるのに5秒ほど時間がかかりました。

初見では分かりづらいので、別でバーコードリーダーをつなげるか、スマホの置く場所の目安案内があったら便利かもしれません。

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stera terminalが万博で採用された理由とは

関西万博2025 会計端末の写真

stera terminalが万博に採用された背景には、対応力と安心感の高さが大きいと考えます。

実績と安定性に信頼あり

stera terminalは、小型店舗から大型チェーンまで導入している実績があり、2020年7月のリリース以来、大きな不具合の報告は確認されていません。

通信と電源依存はあるが、サポートでカバー

三井住友カードの24時間サポート体制があり、国内企業のため不具合があってもすぐに対応できます。

stera terminalは見るからに安定感がありますね

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一部では「Square」も使われている

ちなみに、一部のパビリオンでは「Square」を使っているところがあり、公式ページでも案内されています。

 アメリカ合衆国、ウズベキスタン共和国、英国、オーストラリア連邦、オーストリア共和国、カナダ、クウェート国、スイス連邦、チェコ共和国、ドイツ連邦共和国、バーレーン王国、フランス共和国、ベルギー王国、ルクセンブルク大公国

会場内で博覧会協会が運営するキャッシュレス決済と異なる決済ブランドを採用している店舗について

Squareは、個人事業主にいちおしの万能型決済代行サービスです。

これまで紹介してきたstera terminalは月額3,300円かかるのに対し、Squareは月額無料で多彩な機能を使えるのが魅力です。

どの決済代行サービスにするか迷っている方は、とりあえずSquareのアカウント登録はしておくことをおすすめします。

使わなければ費用はかかりませんし、キャッシュレス決済を使いたいときにすぐに始められます。
(ただし利用時はカードリーダー4,980円が必要です)

Squareの無料アカウント作成をする>>

あなたの店舗にはどの端末が合う?

事業規模が大きめなら「stera terminal」

関西万博で実際に体験した「stera terminal」は、タッチ決済やレシート出力がスムーズで、快適に利用できました。

QRコード決済は読み取り位置が分かりづらく、やや手間取る場面もありましたが、バーコードリーダーを用意すれば問題ないでしょう。

stera terminalは月額3,300円かかりますが、安定性や拡張性(アプリ)が高いため、事業規模がある程度大きい事業者におすすめと言えます。

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小規模個人事業主は「Square」

「Square」は、無料かつ多機能な点から、個人事業主にも導入しやすい決済代行サービスです。

大人数が来る万博でも使われるほど、安定性・信頼性も高いサービスですので、決して安かろう悪かろうではありません。

どの決済代行サービスにするか迷っている方は「Square」がおすすめです。

Squareの無料アカウント作成をする>>

自分に合った決済端末を知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

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