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【Square】を実際に使って感じたメリット・デメリット!Squareは導入すべき?

記事には一部PRが含まれることがあります

僕がSquare(スクエア)を実際に使って感じたメリットやデメリットについて解説していきます。

目次

Squareは導入しておいて損はない

先に結論から言うと、Squareを導入しておいて損はありません。

デメリットよりメリットが圧倒的に勝っているからです。

あなたがタブレット端末で別のPOSレジを使用中でも、とりあえずSquareを導入(無料アカウント作成)しておくことをおすすめします。

維持費がかからず、メインのPOSが使えなくなった時の代替手段として使えるからです。

とくに、オンライン取引をされている方は、Square請求書やSquareリンク決済といった非常に便利な機能をスマホやパソコンで無料で使えるため、アカウント作成しておくことを強くおすすめします。

僕は、Airペイと一緒に導入することで、キャッシュレス決済に関して業務上困ることがほとんどなくなりました

Squareのメリット

Squareのメリットは非常に多く、中でも

  • 低コスト
  • 入金サイクルの早さ
  • 導入スピード

は他社サービスを寄せ付けない強みとなっています。

低コスト

導入費用・運用費用が無料

タブレット端末や決済端末を導入する場合を除き、Squareでは決済手数料以外の導入費・維持費がかかりません

決済端末を購入する場合でも4,980円からと非常に安いです。

また、月額有料プランもありますが、小規模の個人事業主であれば無料プランで十分なため、通常は固定費はかかりません。

VISA・MasterCardの決済手数料が2.5%

VISAおよびMasterCardの対面決済手数料が2.5%で業界最安水準です。(中小企業対象、2024年11月より)

下図の通りVISA/MasterCardの日本国内シェアは7割近くあります。

イプソス株式会社:2020年キャッシュレス決済大規模調査より

他の決済サービス会社の手数料の多くが3.24%であることを考えると、大きなメリットです。

多くの機能を無料で利用できる

Squareは豊富な機能を無料で利用できます。

とくに非対面のオンライン決済機能が豊富です。

無料
  • Square請求書
  • Squareリンク決済
  • 顧客管理(Square顧客リスト)
  • スマホでタッチ決済
  • ブラウザ決済(カード情報を手入力可)
  • POSレジ
  • 売上データ分析
  • ECサイト作成(フリープラン)
  • レストランPOSレジ(フリープラン)
  • リテールPOSレジ(フリープラン)
  • 予約管理(フリープラン)
  • スタッフ管理
  • ギフトカード

僕はSquare請求書のリンク型決済のヘビーユーザーです

入金サイクルが早い

入金サイクルの早さは、Square最大のメリットの一つです。

Squareの入金サイクルは業界最短で、最短翌営業日に入金してもらえます。

遅くても週1回入金のため、資金繰りが非常に楽です。

他の決済代行サービス会社はQRコード決済が月1回に対して、Squareはクレジットカード、交通系電子マネー、​QRコード決済​入金タイミングは​すべて​同じです。

Square入金サイクル

みずほ銀行、三井住友銀行の場合:最短翌日(土日祝除く)

上記以外:毎週金曜日

審査・導入スピードが早い

Squareは、導入スピード非常に早いです。

最短で申込み当日からクレジットカード決済(VISA、MasterCard、AMEX)を使うことが可能です。

イベント等で急にキャッシュレス決済が必要になった時でも、間に合わせることができます。

僕の場合は、Squareアカウントを登録した数分後から利用可能(VISA/MasterCard/AMEX)になりました。

Squareキャッシュレス決済導入の目安日数

フォームの送信後、1〜2営業日以内に審査結果をお知らせいたします。さらに追加情報が必要な場合には、改めてメールにてご連絡いたします。

Square アカウントの申込審査に関するFAQより

導入に必要な日数や審査について教えてくれますか?

アカウント作成後、VISA、Mastercard、American Expressは最短当日からお取り扱いいただけます。

JCB、Diners Club、Discover(追加3ブランド)は、登録店舗ごとに株式会社ジェーシービーによる追加審査が必要ですが、申請から最短3日でお取り扱いが可能です。

また、Squareでは前年度の実績がない事業や、カード決済額の見込みが少ない事業でもカード決済をご利用いただけます。また、事業規模や実績による手数料の違いもありません。他社サービスをご利用いただけなかった方も、まずはアカウント作成をおすすめします。

Square よくあるご質問

決済端末が豊富でおしゃれで価格も良心的

Square専用の決済端末は4種類(有料)です。すっきりしたおしゃれなデザインです。

値段も4,980円(カードリーダー)からとリーズナブルです。

Squareリーダー

Squareターミナル

Squareスタンド

Squareレジ

手持ちのスマホ(iPhone・Android)があれば、無料でタッチ決済端末にすることも可能です。

連携可能な外部サービスが多い

Squareは様々な外部のサービスと連携が可能です。

とくに、クラウド会計ソフトは会計入力をほぼ自動化できるので非常に助かっています。メジャーなマネーフォワードとfreeeと連携ができるので安心です。

連携サービス外部サービス例
会計ソフトマネーフォワード、freee
POSレジAirレジ、スマレジ、Bionly、ユビレジ、poscube、Orange Operation、BCPOS、メガネの​レジ、StarPOS CS
在庫連動カラーミーショップ、Zaico
予約システムThreease Pro
モバイルオーダーfunfo

Squareのデメリット

Squareのデメリット(弱み)は、対応決済の少なさや手数料がやや高いことなどがありますが、最近はこれらも改善されつつあります。

対応決済が少なめ

クレジットカードクレジットカードのブランド
電子マネー
(交通系IC、QUICPay、iD)
交通系IC電子マネー
QUICPay ID アップルPay
QRコード決済PayPayロゴ1楽天ペイメルペイ
au payアリペイWeChat Payd払い
Squareが対応している決済

Squareは、クレジットカード(6種)、電子マネー、QRコード決済(7種)に対応しています。

中国で最も使われている銀聯カードには対応していないため、インバウンド対応するならAirペイなどと併用する方が良いでしょう。

※QRコード決済はPayPayだけに対応していましたが、2024年9月25日より対応決済が7種に広がりインバウンドにも対応できるようになりました

対面決済の決済手数料がわずかに高い

2024年11月より、中小企業の場合、VISAおよびMasterCardの決済手数料が2.5%になりました!

Squareの決済手数料
  • 対面決済:3.25%
    (2024年11月1日からVISA・MasterCardは2.5%
  • Square請求書:3.25%
  • オンライン上で、お客様がカード決済した場合:3.6%
  • オンライン上で、事業者がカード情報を手入力または保存済みのカード情報を使って決済した場合:3.75%

Squareの対面決済の決済手数料は、Airペイなどが3.24%に対し、3.25%となっています。

ただし、3.24%と比較する場合、100万円販売したとしても、0.01%差で100円ですのでほとんど差は無いと言えるでしょう。

トレーニングモード(テストモード)がない

Squareはトレーニングモードがなく、練習で決済をする場合も本番決済となってしまいます。

Squareは、1円のテスト決済をすすめており、決済後は速やかに取消を行う必要があります。

Squareでは、テストモードをご用意しておりません。Square リーダー、Square スタンドもしくはSquare ターミナルがお手元に届いたら、実際にお客さまのカード決済を受け付ける前に、ご自身のクレジットカードで1円のテスト決済をお試しすることをお勧めします。

注意:
テスト決済のあとは、払い戻しまで行ってください。下記の操作を行うと、実際に決済が成立します。決済完了後、該当のお取引を払い戻しすることによりお取引は相殺されます。お取引は取引履歴に反映されると削除することができませんのであらかじめご了承ください。

テスト決済は、1円で1〜2回程度にとどめてください(自店売上は、加盟店規約で禁止されています)。

引用元:Squareサポートページ Squareの決済端末でテスト決済をする

サポートがやや弱い印象

Squareの本体は米国企業のため、Airペイなどのように日本式のきめ細かなサポート対応を期待している方は少し物足りないことがあるかもしれません。

一応、Squareは複数のサポートチャネルがあります。

  • 電話(10~18時 土日祝も営業。年末年始を除く)
  • メール
  • 加盟店コミュニティ
  • 自動サポートチャットボット
  • ヘルプセンター(ヘルプ画面)

ただし、加盟店コミュニティでは、質問が投稿されてから2週間以上経っても、ほったらかしにされている質問がちらほら見られます。

急いでいるときは、電話やメールが確実と思われます。

また一度、2023年9月にSquareのシステムがダウンして使えなくなったことがあり、この時はサポート電話の受付が打ち切られていたことがありました。

このようなトラブルはめったにありませんが、Squareが使えなくなった時の対処法として、他の決済サービスを代替手段として準備しておくのが良いでしょう。

僕はストアーズ決済、Airペイ、楽天ペイも契約しているので今のところトラブル時も困ったことはありません

PC管理画面が重たい

管理画面(Squareデータ)をパソコンで開くと重たいです。

サーバーの問題かセキュリティ上の仕様のためかわかりませんが、画面の遷移に少し待たされることが多いです。

ただし、スマホアプリはサクサク動くので、アプリで操作するのもおすすめです。

Squareオンラインビジネス(ネットショップ)はあくまで簡易的なサービス

無料でECサイトを開設できるSquareオンラインビジネスがありますが、本格的なECサイトを作るのは期待しない方がいいかもしれません。

下記の点で、お客様の利便性があまり良くないからです。

  • 画面の遷移が重たい
  • 送料の細かな設定ができない
  • 決済方法はクレジットカードだけ

あくまで簡易的なECサイトを作りたい方向けです。

多機能なECサイトを無料で開設したいたいなら、ストアーズやYahooショッピングがおすすめです。

まとめ

Squareのとくに大きなメリットは、入金サイクルの早さ、導入スピードの早さ、コストの低さ、オンライン決済機能の豊富さです。

一方で、対応決済の種類の少なさ、決済手数料がやや高め、管理画面がやや重たいなどのデメリットが見られました。

ただし、対応決済や決済手数料は最近改善されつつあります。

Squareを導入するデメリットよりメリットの方が圧倒的に多いため、導入しておいても損はありません。

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