【Airペイ】メリット・デメリット。実際に使って感じたこと

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Airペイ(エアペイ)は、少ない導入コストと幅広い決済対応が特徴で、特に個人事業主に人気のある決済代行サービスです。

とはいえ、本当にAirペイが自分の事業スタイルに適しているのか気になりますよね。

この記事では、Airペイを5年間使ってきた僕が「実際どうだったか?」をもとに、

  • Airペイのメリットとデメリット
  • どんな人に向いているか

を正直に解説していきます。

目次

Airペイはコスパが非常に高い

結論から言いますと、Airペイは店頭での対面決済が中心の方におすすめです。

また、Airペイを実際に使ってみて感じたのは、そのコスパの良さです。

導入・運用コストが安く、対応決済の種類も豊富で、個人事業主にとって非常に魅力的な決済サービスです。

Airペイのデメリット

まずは実際に使って感じた、Airペイの気になる点から紹介します。

大きな不満はないものの、あらかじめ知っておいた方がよいポイントもいくつかあります。

オンライン決済機能は少ない

Airペイは実店舗での決済に加え、オンライン決済(リンク決済)が利用可能ですが、決済リンクはお客さまごとに明細を作ることはできず、あくまで単一商品・サービスを送る簡易的なものです。

またオンライン決済利用の際は、お客さまにリクルートIDを作成していただく必要があり、お客さまの負担がかかる点も気になります。

ただし、サブスクの決済手数料は安いので、習い事教室やジムなどで月謝回収をオンラインメインでしたい方はおすすめです。

ECサイトとの在庫連動はできない

同様に、ECサイトと実店舗の在庫自動連動はできません。

ECサイトと実在庫との在庫連動が必要な場合は、SquareやSTORES、スマレジなどのサービスがおすすめです。

カードリーダーの電池持ちは良くない

Airペイカードリーダー
Airペイカードリーダー

カードリーダー(Miura Systems製)は、長く使い続けるとだんだん電池の持ちが悪くなります。

僕が使っているカードリーダーは、5年間大きな故障はありませんが、充電を忘れると3日位で電池が切れてしまいます。

復帰まで10分位かかるためお客様を待たせてしまったこともあります。

基本的に充電ケーブルはつなげたままにしておくのが必須です。

また、充電切れリスクに備えて、Squareなど他の決済代行サービスも導入しておくのもおすすめです。

Android端末では操作できない

Android端末が手元に余っていたとしても、AirペイはiOS端末専用のため、Android端末に導入することができません。

ただ、「キャッシュレス導入無料キャンペーン」期間中であれば、コストゼロでiPadとカードリーダーをレンタルできるので、とくに問題になることはないでしょう。

入金先にゆうちょ銀行は使えない

Airペイでは、理由は不明ですが入金先の金融機関にゆうちょ銀行は指定できません。

それ以外の銀行を指定する必要があります。

サポート電話がつながりにくい

問い合わせをしようと電話すると、なかなか電話がつながらないことがあります。

5分位待って、改めてかけなおして待たされたため、結局メールで問い合わせを行ったことがあります。

この時は、緊急の問い合わせではなかったため問題はなかったのですが、システムトラブル時ではおそらく間に合いません。

そうならないためにも、他の決済システム会社も念のため導入しておくのがいいでしょう。

Airペイのメリット

次に、Airペイのメリットについて詳しく解説していきます。

Airペイの主なメリットは次の6つです:

  • 導入コストが安い
  • 対応決済が豊富(AirペイQR含む)
  • 業界最安クラスの決済手数料
  • 比較的早い入金サイクル
  • Airレジとの連携で会計がラク
  • リンク決済はサブスク向きに使える

では、ひとつずつ見ていきましょう。

導入コストが安い

AirペイはiPad(またはiPhone)とカードリーダーだけで簡単に利用可能です。

さらに、キャッシュレス導入無料キャンペーン中に申込めば、どちらも無料レンタルできるため、初期費用ゼロで開始可能です。

対応決済種類が多い

Airペイは、クレジットカード7種、電子マネー幅広い決済手段に対応しています。

さらに無料オプションサービスのAirペイQRで、豊富な種類のQRコード決済に対応可能です。

海外からの観光客にも対応可能で、インバウンド需要がある事業者にとっても大きなメリットです。

クレジットカードクレジットカード7大国際ブランド
電子マネー
(交通系IC、QUICPay、iD)
交通系IC電子マネー
QUICPay ID アップルPay
Airペイが対応している決済
QRコード決済AirペイQR対応決済
AirペイQRが対応している決済

決済手数料が比較的安い

クレジットカードの決済手数料は業界最安クラス(2.48%~)に設定されているため、長期的に見ても費用負担が少なく済みます。

クレジットカードクレジットカード7大国際ブランド2.48%
(大規模事業者は3.24%)
電子マネー
(交通系IC、QUICPay、iD)
交通系IC電子マネー
QUICPay ID アップルPay
3.24%
Airペイ決済手数料(税込)
QRコード決済
(AirペイQRで対応)
QRコード決済 coin+以外3.24%
coin+1.08%
AirペイQR決済手数料(税込)

※COIN+とは、リクルートと三菱UFJ銀行の合弁会社が運営している決済ブランド

入金サイクルが比較的早い

Airペイでは、比較的入金サイクルが早い方です。

特に資金回転が重要な事業者にとってはとても大きな利点です。

さらに、振込手数料もかからないことも大きなメリットです。

Airペイ入金サイクル
  • みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行:月6回(約5日ごと)
  • その他の銀行:週3回(約10日ごと)
    (ゆうちょ銀行は不可)

Airレジ(POSレジ)を介して会計仕訳入力も楽々

Airレジ(無料)と連携すれば、クラウド会計ソフトとの連動や売上管理などを利用することができるため、会計作業などの業務がぐっとラクになります。

オンライン決済で使えるサブスクの決済手数料が安い

月額課金型(サブスク)のサービス提供には、Airペイのオンライン決済(リンク型決済)が向いています。

初回のみお客さまはリクルートIDの登録が必要ですが、Squareなどと比べて決済手数料が安いため、長期的には店舗側のコストメリットが大きいです。

まとめ|Airペイはこんな方におすすめ

Airペイはこんな方に特におすすめです:

  • 実店舗での対面決済が中心
  • 習い事教室などオンラインで月謝回収したい
  • 初期費用をかけずに始めたい
  • クレジット・QR・電子マネーなど幅広い決済に対応したい
  • iPadやiPhone環境に抵抗がない
  • 仕訳や帳簿の手間を少なくしたい

キャンペーン(カードリーダー無料)を利用すれば、ノーリスクで導入できますし、解約に関する縛りもありません。

導入後にじっくり比較してみるという選択もアリです。

迷っている方は、まずは試してみてはいかがでしょうか。

なお、EC販売がメインあるいはリンク決済やオンライン請求書をよく使う方には、Squareとの併用がおすすめです。

Squareについては、こちらの記事でまとめているので興味のある方はぜひお読みください。

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