キャッシュレス決済のほとんどは、店舗側でインターネット環境を用意しておく必要があります。
本記事では、インターネットを店舗に簡単に導入する方法をご紹介します。
- 回線は、固定電話(ひかり電話)の使用有無で決める
- ひかり電話を使うなら光回線、使わないならホームルーター
- 光回線は回線+プロバイダ一体型がおすすめ
インターネットを店舗に導入する流れ
インターネットを店舗に導入する流れは次の通りです。
- 回線の選定: 店舗の規模、予算、利用状況に合わせて光回線かモバイル回線を選ぶ
- プロバイダーの選定(光回線): 各プロバイダーの料金プランやサービス内容を比較検討する
- 工事の手配(光回線): 固定回線の場合、工事の日程を調整する
- ルーターの設定(光回線): ルーターの設定を行い、Wi-Fi環境を整える
①回線の選択
回線は、光回線(固定回線)とモバイル(無線)回線があります。
選ぶポイントは、固定電話の使用有無です。
固定電話を使わないなら「ホームルーター」

店舗に固定電話を置かないなら、ホームルーターが断然おすすめです。
ホームルーターは、近くの基地局から電波を無線受信する機器で、コンセントに差すだけで簡単にインターネットが使えます。
- メリット
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- コンセントに差すだけでインターネットを使える
- 固定回線(光回線)よりもコストが安い
- 回線とプロバイダは一体のためそれぞれ契約しなくていい
- デメリット
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- 光回線よりも通信速度や安定性は劣る。ただし5Gの普及により速度は心配ない。
- 契約内容によっては速度制限にかかるものあり
- 市外局番付きの固定電話を利用できない
固定電話やファックスを使うなら「光回線」
業務で固定電話やファックスも使うなら、光回線です。
光回線は、近くの電線から光ファイバーケーブルを店舗に引き込んでインターネットを利用する方法です。

- メリット
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- 通信速度や安定性に優れる
- 市外局番付きの固定電話(ひかり電話)やファックスを利用できる
- デメリット
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- 回線引込み工事が必要のため利用開始まで数週間〜1ヶ月以上かかることがある
- 回線とプロバイダが別の場合、それぞれ契約が必要
- ホームルーターよりもコストがかかる
- 賃貸物件では工事に許可が必要なことも

僕は店舗でひかり電話を使っているので固定回線を引いています
②プロバイダの選択(光回線)
光回線では、回線業者によって、プロバイダを回線とは別で契約する必要があります。
プロバイダは回線とインターネットをつなげる業者


プロバイダは、回線をインターネットにつなげてくれる業者のことです。
回線業者とプロバイダが一体となっている場合と、別になっている場合があり、後者の場合はそれぞれ契約が必要です。
回線+プロバイダ一体型がおすすめ
別の契約だと支払いもそれぞれ必要なため、やや煩雑になります。
そのため、回線業者とプロバイダが一緒になっている一体型を選ぶのがおすすめです。
③工事の手配(光回線)
すでに光回線が引かれている場合は不要ですが、なければ回線の引込み工事が必要です。
具体的には、電柱から回線ケーブルを引き込む作業(新規導入の場合)と、宅内の配線工事があります。
工事の際は立ち合いが必要で、1-2時間程度かかります。
賃貸物件の場合は、管理会社やオーナーに必ず確認を取ってから進めましょう。勝手にすると賠償請求される可能性があるためです。
なお、手配から開通まで数週間から1ヶ月以上を要します。とくに引っ越しシーズン(3月・4月)は予約が埋まりやすいため、余裕をもって申し込みましょう。
④ルーターの導入(光回線)
光回線を店舗内で無線で使う場合は、Wi-Fiルーターが必要です。
工事後はONU(光回線終端装置)が設置されますが、有線でしか使えないためです。
Wi-Fiルーターは、回線業者からレンタルするか、自分で購入するかを選び、長く使うのであれば購入するのがいいでしょう。
Wi-Fi6以上の対応のルーターを用意すると快適に使うことができます。
注意点
個人のスマホを店舗のインターネット回線で使わない
手持ちのスマホ経由して店舗のインターネット回線として利用(テザリング)するのは、以下の理由からおすすめしません。
- データ通信料の制限にひっかかる可能性
- スマホバッテリーの大量消費
- 通信速度がWi-Fiよりも遅く接続が不安定になる可能性
テザリングはあくまで一時しのぎとしてのみ使いましょう。
まとめ
- 回線は、固定電話(ひかり電話)の使用有無で決める
- ひかり電話を使うなら光回線、使わないならホームルーター
- 光回線は回線+プロバイダ一体型がおすすめ