【Square】でサブスクリプションを利用する方法。種類や使い方を解説

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個人事業主

月謝の回収と管理が大変

個人事業主

お客さまからカード自動引き落としの要望があった

こんな時は、Squareのサブスクリプション機能(サブスク)がおすすめです。

Squareでサブスクを始めるには、無料アカウントの作成のみでOK

初期費用や月額費用は一切無料で、かかるのは決済手数料だけです。

この記事でわかること
  • Squareでサブスクリプションを利用する方法は3通り
    (Square請求書・Squareサブスクリプション・Squareリンク決済)
  • 3つのサブスクリプション機能の違い
  • Squareでサブスクリプションを使う方法
  • 特定継続的役務に注意
目次

Squareでサブスクを利用する方法は3通り

Squareでサブスクを利用する方法は3通りあります。

Square請求書SquareサブスクリプションSquareリンク決済
カスタマイズ・
機能性
共有方法メール・リンクメールSNS
決済手数料3.75%3.6%3.6%
おすすめの方・お客さまごとに販売内容をカスタマイズしたい
・契約書や見積りを送りたい
・事業者との取引(BtoB)
・サービスや販売内容が一定
・対面教室
・サービスや販売内容が一定
・不特定多数のお客さまに商品やサービスを販売したい
・SNSやホームページでもリンク共有したい
具体的例・家電レンタルサービス
・税理士顧問料
・ピアノ教室
・料理教室
・オンラインサロン
・オンライン

①Square請求書

お客さまごとに販売明細を作りたい場合や、BtoB(事業者間取引)などで請求書や見積もりを送りたい場合におすすめです。

【おすすめの方】

  • お客さまごとに販売内容を細かくカスタマイズしたい
  • 支払状況を一覧で確認したい
  • 契約書や見積りを送りたい
  • 事業者との取引(BtoB)

【具体例】

  • 家電レンタルサービス
  • 税理士顧問料

【決済手数料】

3.75%
(お客さまに毎回カード情報を入力していただく場合は3.25%)

【特徴】

  • カスタマイズ性が高く、お客さまごとに明細作成可能
  • オプション機能が多い(契約書添付、見積もり、リマインダーメール、未払い一覧表示など)
  • メールやLINEなどでリンク共有可能
  • 作業量が多い
  • 決済手数料が高い

②Squareサブスクリプション

対面での習い事教室におすすめです。

【おすすめの方】

  • 教室でのレッスンや商品の販売内容が一定
  • 対面でのサービス提供

【具体例】

  • ピアノ教室
  • 料理教室

【決済手数料】
3.6%

【特徴】

  • 同一プランを提供する場合に最適
  • 請求頻度の設定や一時停止設定が可能
  • サブスク登録している顧客の一覧リストが見れる
  • オプション機能はSquareリンク決済よりも多い(割引設定など)
  • 送信方法はメールのみ

③Squareリンク決済

不特定多数のお客さまに、一定の商品やサービスをオンラインで販売・提供する際におすすめです。

店舗側が最も手間がかからない方法です。

【おすすめの方】

  • サービスや販売内容が一定
  • 事前にお客さまから情報を聞き取るのが難しい
  • 自社ホームページやSNSでURLリンクを共有したい
  • 不特定多数のお客さまに商品やサービスをオンライン販売したい

【具体例】

  • オンラインサロン
  • オンライン

【決済手数料】
3.6%

【特徴】

  • 事前の顧客情報の収集が不要(お客さまに代わりに入力していただく)
  • メール、SNS、ホームページ上のボタンで簡単にリンク共有
  • オプション機能は少ない(例:割引や請求日設定不可)
  • 特定商取引法に基づく表記が必要

Squareを使ったサブスクリプションの流れ

以下のステップで、簡単にサブスクリプションを導入・利用できます。

1. Squareアカウントの作成

Squareのサービスを利用するためには、Squareアカウントが必要です。

お持ちでない方は無料で、しかも最短数時間以内に利用開始できます。

作り方は【Square】アカウントの作成方法を解説!開業届は不要をご覧ください。

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2. どのサブスクリプション機能を使うか選ぶ

目的に応じて3つのサブスクリプション機能から選びます。

①Square請求書

おすすめの方

顧客ごとに内容をカスタマイズしたい

支払い状況を把握したい

事前に用意しておくもの:お客様の氏名電話番号またはメールアドレス

タップして使い方の流れを見る
STEP
定期請求書を開く

場所:Squareデータ(管理画面)→「支払い」→「請求書」→「定期請求書」

STEP
各項目の入力し作成

入力個所は大きく4か所あります。

  1. 請求書情報
  2. 単位品目
  3. 添付ファイルとカスタムフィールド
  4. 設定の概要

※項目「定期送信のスケジュール」では、お客さまが入力したカード情報をSquareに保存するかどうか設定できます。

デフォルトでは「on」になっているので、通常はこのままで大丈夫です。

もし決済手数料を下げたければ、チェックを外せば決済手数料は3.25%となりますが、毎回カード情報の入力が必要になることをお客さまに説明し、理解いただく必要があります。

デフォルトではチェックが入っている。通常はこのまま。

②Squareサブスクリプション

おすすめの方

対面教室での月謝回収

サブスク利用の顧客リストを作りたい

事前に用意しておくもの:お客様の氏名メールアドレス

タップして使い方の流れを見る
STEP
プランの作成

プランの作成では、サブスクの金額や請求頻度などを設定します。

一度作れば使い回すことが可能です。

場所:Squareデータ(管理画面)→「支払い」→「サブスクリプション」→「プラン」→「プランを作成」

​下記について​登録します。

頻度オプションには、お客さまがサブスクを一時停止できるようにする機能があります。

勝手に停止されたくない時は、チェックは入れないでおきます。

STEP
②サブスクリプションの作成

サブスクリプションは、お客さまごとに作成します。

場所:「サブスクリプション」→「サブスクリプションを作成」

顧客情報、サブスクリプションの詳細などを登録します。

クレジットカード情報をSquareに保存済みでない場合(新規顧客の場合)では、初回はメールで請求書を送る必要があるため、お取引の詳細では「請求書をメールで送信する」を選びましょう。

・サブスク利用中の顧客リストが確認できる

Squareサブスクリプションを利用しているお客さまを一覧で確認することが可能です。

③Squareリンク決済

おすすめの方

顧客管理ができないほどお客さまの人数が多い

SNSやホームページ上にリンクを設置したい

事前に用意しておくもの:特定商取引法に基づく表記

タップして使い方の流れを見る
STEP
リンクを作成

場所:Squareデータ(管理画面)→「支払い」→「リンク決済」→「リンクを作成する」

※左メニューに「サブスクリプション」がありますが、これは上記で説明している「Squareサブスクリプション」です。

リンク決済とは別機能のため、ここでは「リンクを作成する」を選択します。

STEP
「支払いを受け付ける」か「寄付金を受け付ける」から選択

リンク決済のサブスクは、「支払いを受け付ける」か「寄付金を受け付ける」だけ可能です。

ここでは「支払いを受け付ける」を例に説明していきます。

STEP
必要情報の入力・設定

リンク名(例:オンラインサロン)、価格、サブスク頻度、説明、画像(必要時のみ)などの設定をします。

リンク決済は、不特定多数のお客さまが対象になることが多いため、個別に説明することが難しいです。

そのため説明欄には商品/サービスのことや、サブスクについて情報を充実させておくと良いでしょう。

STEP
詳細設定

詳細設定では、主に会計後にサンクスページなどを表示させたい時や、必要な情報をお客さまに入力してもらいたい時に設定します。

お客さまに価格を設定してもらうことも可能です(寄附やお客さまによる値付け)が、あまり利用頻度は高くなさそうです。

STEP
特定商取引法の遵守にチェック

最後に、特定商取引法を遵守確認にチェックします。

リンク決済は、特定商取引である通信販売に該当し、特定商取引法という法律で規制されているため、「特定商取引法に基づく表記」が必要です。

ホームページをお持ちでしたら、「特定商取引法に基づく表記」用のページを1枚作っておけば、リンクを貼るだけなので楽です。

詳しくは【個人事業主が特定商取引法(特商法)に基づく表記を作成する際の注意点】をご覧ください。

注意点:特定継続的役務の提供業者はSquareが使えない

特定継続的役務(とくていけいぞくてきえきむ)を提供する業者は、Squareが使えないため注意が必要です。

もし気づかずにSquareを利用してしまうと、振込金の保留やSquareアカウントが利用停止される可能性があります。

特定継続的役務は、高額サービスを一定期間以上契約し一定額の金額を超えるエステや語学教室などが該当します。

該当の業種であっても、契約期間や金額が規定未満であれば問題なく使用可能です。

サービス内容契約期間金額(総額)
エステティック(美容やダイエットなど)1か月以上5万円を超える
美容医療(皮膚や体型の改善など)
語学教室(英語など)2か月以上
家庭教師
学習塾
パソコン教室
結婚相手紹介サービス
特定継続的役務の対象となるサービス

特定継続的役務の解説と導入できるキャッシュレス決済サービスについては、【特定継続的役務ってなに?提供業者が導入できるキャッシュレス決済サービスは?】もご覧ください。

Squareで簡単にサブスクを導入しよう

Squareのサブスク機能でカード自動引き落としにすることで、毎月の回収作業や未払いの確認が必要なくなります。

また、お客様も毎回振り込みの手間が省けるので、両方にとってメリットが大きいです。

Squareは、無料でしかも最短即日利用開始可能です。

あなたが特定継続的役務の提供業種でなければ、簡単にSquareでサブスクを導入することができます。

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