
SquareハンディとSquareターミナルはどう違う?
2025年7月、Squareの決済端末に「Squareハンディ」が加わりました。
一見、Squareターミナルを小さくしただけのような見た目ですが、それぞれ得意・不得意があるため、業態や目的によって選び分ける必要があります。
この記事では、両者の違いや選び方のポイントまでわかりやすく解説していきます。
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Squareハンディとターミナルの主な違い
両者の大きな違いは3つあります。
比較ポイント | Square ハンディ![]() ![]() | Square ターミナル![]() ![]() |
---|---|---|
内蔵レシートプリンター | × Wi-Fi経由で外部プリンターに接続必要 | 〇 |
内蔵バーコードリーダー・カメラ | 〇 | × |
携帯性 | 〇 厚さ約2㎝でポケットに入るサイズ (315g) | △ 厚みがあるため据え置き型に向いている(417g) |
Squareハンディの特徴


メリット | デメリット |
---|---|
厚さ約2㎝で持ち運びに適している バーコードリーダー・カメラが内蔵されている | レシートプリンターが内蔵されていない Squareターミナルよりも高価 |
- 幅79.3×高さ179×厚さ21.9mm/315gとコンパクトで軽量
- 防塵・防滴(IP54)仕様。さらに専用ケースを使えば落下にも強い
- バーコードリーダー、カメラ内蔵
- レシートはWi-Fi経由で外部プリンターから印刷可能
持ち運び前提で作られている


Squareハンディの最大の特徴は、持ち運び前提で作られていることです。
スマホのようにポケットに入れて持ち運びができるサイズです。
防塵・防滴性があり、専用ケースを使えば落としても壊れる心配が少ないです。


(出典:Square)
バーコードリーダーとカメラが内蔵


もう一つの特徴は、バーコードリーダーやカメラが内蔵されていることです。
商品バーコードを読み取って在庫管理をしたり、カメラで商品画像を撮影し商品登録することも可能です。
弱み:レシートプリンターが無い・やや高価
Squareハンディの弱みは、その場でレシートを印刷できないことです。
レシートを印刷したら外部プリンターまで取りに行く必要があります。また、外出先で使う場合、レシートプリンターも一緒に持ち運ぶ必要があります。
外部プリンターを合わせるとSquareターミナルよりもややコストがかかります。
Squareハンディ | Squareターミナル | |
---|---|---|
本体 | 44,980円 | 39,980円 |
周辺機器 (必要に応じて) | レシートプリンター:15,000円~50,000円程度 | 専用ハブ:5,990円 (周辺機器拡張に必要) バーコードリーダー:5,000円程度~ |
おすすめの方:店内を動きまわって会計・注文受付・在庫管理をしたい方


- 店内を移動しながら接客・注文受付・会計をしたい
- 商品登録や棚卸しを効率化したい
とくに飲食店ホールスタッフのような店内を動き回って仕事をする方におすすめです。
本体の厚みは約2cmで、エプロンのポケットに入るサイズです。
内蔵されているSquarePOSレジアプリの付属機能で、その場で注文を受け付けたり会計したりすることが可能です(有料)。
- 飲食店(テーブルでの会計・注文受付が多い)
- 在庫管理が必要な倉庫・ショップ
\ ポケットに収まるハンディターミナル! /
Squareターミナルの特徴


メリット | デメリット |
---|---|
レシートプリンター内蔵 周辺機器の接続が可能 固定回線接続可能 | 厚みがあるため持ち運びしにくい バーコード・カメラは内蔵していない (外部接続は可能) |
レシートプリンター内蔵


Squareターミナルにはレシートプリンターが内蔵されているため、新たにプリンターを買う必要がありません。
外部イベントやキッチンカーでもこれ1台あれば、会計受付からレシート交付まで可能です。
周辺機器の拡張ができる
Squareターミナルは、専用ハブ(¥5,990)を使うことで、スキャナーやキャッシュドロワーなどを接続できます。


有線LAN接続も可能
Squareターミナル専用ハブを使うと、固定回線(LANケーブル)接続もでき、安定したネット環境で運用可能です。
弱み:かさばるため常時持ち運びには不向き


Squareターミナルに限らず、オールインワン端末はレシートプリンターが内蔵されているため、厚みがかなりあります。(Squareの厚みは最大約6㎝)
常に携帯して作業するのには向いていません。



実際レストランでお店のスタッフがSquareターミナルを席まで持ってきてくれて会計したことがあるのですが、結構大きいと感じました
おすすめの方:カウンターで接客


Squareターミナルは、基本的にカウンターでの据え置き型端末としておすすめです。
回線が安定する有線接続や、周辺機器(バーコードリーダーやキャッシュドロワーなど)の拡張ができるからです。
また、スマホの電波を利用するテザリングを使って一時的に回線接続し会計することが可能なため、会計頻度の少ない訪問販売などにもおすすめです。
外部イベントやキッチンカーなど、常時会計する業態では常に回線接続しておく必要があるため、スマホでタッチ決済を使うかPAYGATEがおすすめです。
- 小売店
- 美容サロン
- 飲食店(カウンター会計型)
- 訪問修理・販売
\ レシートプリンター内蔵!オールインワン端末 /
【比較表】Squareハンディ vs Squareターミナル
項目 | Squareハンディ | Squareターミナル |
---|---|---|
価格(税込) | ¥44,980 | ¥39,980 |
サイズ | 幅79.3×高さ179×厚さ21.9mm | 幅86.4×高さ142.2×厚さ63.5mm |
画面サイズ | 6.22インチ | 5.5インチ |
重量 | 315g | 417g |
レシート印刷 | 外部プリンター接続可(Wi-Fi) | 内蔵プリンターあり |
バーコードリーダー | 内蔵(1D/2Dコード対応) | 外部接続(USB) |
カメラ | 16MP・オートフォーカス・フラッシュ付き | × |
決済方法 | タッチ / IC / 電子マネー / QR | タッチ / IC / スワイプ / 電子マネー / QR |
防塵・防滴 | IP54準拠 | × |
耐衝撃性 | Gorilla Glass+専用ケースで耐衝撃強化 | 専用ケースなし |
通信 | Wi-Fi | Wi-Fi / 有線LAN(要専用ハブ) |
バッテリー | 一日中使用可能 | 一日中使用可能 |
オフライン決済※ | 可能 | 可能 |
※通信が切れても会計可能
SquareのPOSレジアプリには、オフライン決済という便利な機能があります。
Wi-Fiなどのネット接続が一時的に使えなくなっても、その場できちんとお会計を進められる仕組みです。
この機能はSquareターミナルにも、Squareハンディにも共通して搭載されています。
たとえば
- 店舗のWi-Fiが一時的にダウンしたとき
- 屋外イベントや出張販売でネットが不安定なとき
といった状況でも、あわてずにお会計を完了できるので安心です。
あとでネットに再接続した際に、決済情報はきちんと反映されます。
まとめ
「動きながら接客・注文・在庫管理もやりたい」なら → Squareハンディ
「固定されたカウンターでの会計中心」なら → Squareターミナル
両端末の選び分けは、店内を持ち運びして使うか、カウンターで使うかが選ぶ一番のポイントです。
Squareハンディは、動きながら接客・注文・在庫管理をしたい方におすすめです。
約2㎝の厚さで持ち運びやすく、注文受付・会計・バーコードリーダーによる在庫管理まで1台でこなせる点が特徴です。
一方で、Squareターミナルは、「カウンター据え置き」に向いています。
Squareハンディ![]() ![]() | Squareターミナル![]() ![]() | |
---|---|---|
レシートを端末で印刷したい | △ (要外部プリンター) | 〇 |
店内を動きながら接客したい | 〇 | △ |
バーコードを使って在庫管理や商品登録もしたい | 〇(スキャナー・カメラ内蔵) | △ |
ネットが不安定な場所でも使いたい | △(Wi-Fiのみ) | 〇(Wi-Fiまたは有線接続) |
>>Squareターミナル公式ページ | >>Squareハンディ公式ページ |
ITreviewでSquareは高評価
法人向けレビューサイト「ITreview」では、主要な決済代行サービス会社の中でSquareが最も高評価です。
サービス名 | 星評価(5点満点) | レビュー件数 |
---|---|---|
Square | ★4.4 | 73件 |
AirPAY | ★4.3 | 24件 |
スマレジ | ★4.2 | 16件 |
楽天ペイ | ★4.0 | 6件 |
Stera | ★4.1 | 2件 |
STORES決済 | ★3.8 | 26件 |
このように、Squareは評価の高さとレビュー数で他社より一歩抜き出ています。
低コスト・機能性・端末の使いやすさなどが高評価につながっていると思われます。
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